面接での転職理由の答え方を解説【回答例あり】

考えている人間

転職活動を行う際に、必ず聞かれる質問が「転職理由(退職理由)」です。

履歴書や職務経歴書と行った応募書類に記載するのはもちろんのこと、面接の場でも必ず聞かれる質問の一つでしょう。

転職理由をしっかりと対策しておくことが、選考の通過、そして内定に直結していることは言うまでもありません。

なぜ企業が転職理由を聞くのか

それは転職理由によって、応募者が入社後に活躍する人材なのかを見極めているからです。

業務経験やスキルは職務経歴によって確認することができますが、目指していることや働くモチベーションは職務経歴だけでは分かりません。

「転職によって実現したいこと」を聞くことで、企業が求めている人物像に合っているのか、また入社後に意欲的に働けるかどうかを確認しています。

せっかく採用した大切な人材が入社後すぐに辞めてしまわないように、転職理由を通じて「応募者が入社後に同じ理由で転職してしまわないか」も確認しています。

転職理由の考え方としては、「転職を考えたきっかけ(退職理由)」「転職によって実現したいこと」の2つで構成すると伝わりやすくなります。

転職理由を考える3つのSTEP

3つのSTEP

✔︎ STEP1 転職のきっかけを思い出す

✔︎ STEP2 前向きな表現に言い換える

✔︎ STEP3 転職先で実現したい目的を考える

STEP1 転職のきっかけを思い出す

転職のきっかけを思い出してみましょう。

転職のきっかけは、ネガティブな理由であっても構いません。

「残業が多い」「ノルマがつらい」「上司と合わない」など、あなたが転職を考えた理由を挙げてみましょう。

  • 毎日、残業していてしんどい
  • 営業の目標が高すぎて、ノルマがくるしい
  • 上司が何もしないのに、常に命令口調で人間関係でつらい

STEP2 前向きな表現に言い換える

具体的な退職理由を挙げたら、その理由に隠されている前向きな仕事の思いを考えてみましょう。

本当は、何を実現したかったのでしょうか?

退職理由の裏側にあるあなたの思いを導き出して、前向きな思いに変えましょう。

  • 毎日、残業していてしんどい

もっと効率的に仕事を進めて成果を出したい

  • 営業の目標が高すぎて、ノルマがくるしい

→顧客とじっくり向き合って関係を構築していきたい

  • 上司が何もしないのに、常に命令口調で人間関係でつらい

→責任のある仕事を任されてもっと成長したい

STEP3 転職先で実現したい目的を考える

退職理由を前向きな思いに言い換えたら、その思いが応募先の企業でどのように実現できるのかを考えましょう。

「先進的な効率化の取り組みをしている部門で仕組みづくりに関わりたい」

「長期的な取引をする商材を扱っている事業部で顧客の信頼を得たい」

など、「きっかけ」と「応募先の企業で実現したい目的」が、あなたの「転職理由」になるのです。

以前の職場は書面を重視する文化があり、書類の作成と管理で多くの時間を割いていました。そのため作業効率を高めた社外事例やオフィスツールを学び、社内に導入したのですが、効率化が売り上げにつながる仕事に携わりたいという思いが強くなりました。営業部の業務改善によって御社の売り上げに貢献したく、応募いたしました。

転職理由の回答例

「転職理由」を応募書類にも書く場合は、150~200文字程度でまとめると読みやすくなります。

「転職理由」にあなたの「応募先企業で働きたい」という意欲を込めましょう。

営業職の退職理由の回答例

年功序列の風土があり、先輩から決められた商品を案内することが求められていました。顧客との接点を強めて売り上げに貢献したく、企画提案や新規開拓をしたいと伝えたのですが、そのチャンスを与えてもらえませんでした。提案力を高めて、売り上げに貢献できる営業として活躍したいと考え、幅広い商品が揃っていて、若手でも参加できるチャレンジ制度をお持ちの御社に応募しました。

一般事務の退職理由の回答例

前職では受注登録と請求管理を中心に、ミスなくスケジュール通りに事務処理を行うことが任務でした。ミスを撲滅し納期を厳守するために、チェックツールと管理表を作成したところ、ミスだけでなく業務時間も圧縮することができました。減らせた業務時間で仕事の幅を広げたかったのですが、社内の分業意識が高かったため、効率重視の社風と挙手制度を持つ御社で業務改善に携わりたいと考えました。

エンジニアの退職理由の回答例

顧客の要望をくみ取り、より良い製品開発に携わりたかったのですが、扱っていない領域は外注することが多く、意見が反映されにくい環境でした。また、顧客への営業同行も慣例上行っておらず、進言してもなかなか実現しませんでした。もっと幅広い知識を身につけ、顧客により満足してもらえるサービスを提供したいと考え、事業分野が幅広い御社への転職を希望しました。

まとめ

「転職によって実現したいこと」を明確にすると、転職理由が企業を選択するときの「軸」になるため、応募する企業を選ぶときにも役立ちます。

転職を検討し始めたら、早い段階で転職理由を明確にしておきましょう。

転職は入社がゴールではなく、入社してからが新しいスタートです。

表現のしかたには十分配慮するとして、基本的にはできるだけ正直に自分を表現することが大切です。

そういうあなたの姿勢を評価してくれる会社を選ぶことが最も重要ではないでしょうか。

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