退職代行サービスへ依頼した後は、会社との接点がなくなり、どんなやり取りがされているか分からないため、不安が大きいですよね。
本記事では、悪質な退職代行業者の実態や転職活動への悪影響、退職完了までの流れを解説します。
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退職代行のヤバい実態が判明!
以下は、退職代行サービスに関わるトラブル事例をまとめた口コミです。
人事部の者です。 ぶっちゃけ、退職代行をされた時点で、会社としては「腹立たしい」もしくは「呆れる」以外の何物でもありません。
会社がブラック企業だったとか上司が最悪な人物だったとか、退職にやむをえない事情が生じたとしても、やはり社会人としては、自分で退職届を出すのが正しいと思います。
ですから、もし当社に「退職代行サービス」業者が来たら、その時点でトラブルになると思います。
引用:ヤフー知恵袋
上記は、人事部の退職代行サービスに対する率直な意見ですが、会社側からすれば「なぜ本人が連絡しないんだ?」と考えるのは当然でしょう。
ただ、一つだけ間違っているのは、退職代行サービス経由でも退職届の作成・提出は代行できないため、自分で行う必要があります。
悪質な退職代行業者の正体は…?
続いては、実際に退職代行サービスで起こった2件のトラブル事例です。
中でも酷いところは(創業10年以上の業界大手です)いきなり連絡をしてきて「(利用者の)上司ではなく退職業務の実務担当者を出せ」と言います。
退職理由などのやり取りをするのが面倒なのでしょう。
担当者から折り返すと、いきなり「検索すると自社HPが出てくる、そこにメールアドレスが書いてあるから空メールをよこせ」「今後はメールで連絡する、(本人にも代行業者にも)電話はしてくるな」と言うのです。
引用:ヤフー知恵袋
退職代行利用した事がありますが、 うちの会社は逆ギレされて結局自分でやり取りして辞めました。無駄金でした。
利用するなら退職代行ではなく、弁護士に頼む事をお勧めします。
退職代行は弁護士ではないので法的な手続きはできないと会社から脅されることもあります。
引用:ヤフー知恵袋
上記のように、悪質な退職代行サービスに依頼すると、会社に対して威圧的な態度をとることで余計なトラブルや対立を生んでしまうケースは実際に起こっています。
退職代行jobsで炎上騒ぎ?引くほどヒドい実際の対応
さらに調査を進めていくと、退職代行業界内でも有名な大手「退職代行jobs」においても、以下のプチ炎上騒ぎがあったことが分かりました。
発端は、こちらのツイートです。
退職代行をご検討されてる方は
退職代行Jobsという会社だけは
絶対に依頼しないで下さい。
画像見ていただければ分かりますが
極悪企業です。 pic.twitter.com/zb7aZ17odW— ゆう (@smaaap3746) October 8, 2021
「画像見て頂ければ分かりますが」とありますが、どのような画像なのでしょうか?
見てみると、このゆうさんという方と退職代行jobsのLINEのやり取り画像のようです。
文字に起こすと、以下のやり取りをされています。
ゆうさん仮に退職できなかった場合、料金を払う必要はありませんか?jobs返金保証制度はあります。ただ、過去に適用例はありません。退職は100%できます。ご安心ください。ゆうさんどういった場合に適用されるんですか?jobs適用されることはないです。「返金保証制度」があると安心する方もいるので、一応制度として設けているだけです。ゆうさん正直に言って頂けてありがたいんですが、こんな形だけの制度案内されても会社不振になるとは思わないんですか?jobsそういう偉そうな口が開けるなら自分で言って辞めたらどうですか。代行を検討するようなヘタレが偉そうなこと言うなよ。
炎上の理由は、最後のjobs側の返答ですね。
相談者を侮辱するような発言ではありますが、前後のやり取りを見てないため、モヤモヤする部分はありますね。
ただ、前後にどのようなやり取りがあっても、上記の発言はやはり許される範疇は超えているのではないでしょうか。
それでは、このツイートに対する周りの反応について見ていきましょう。
最悪な目に合いましたね…
自分のブログからはこの会社は排除するようにします。
ただでさえ辞めることを伝えられないくらい辛くてお願いしてるのに、退職代行もこんなのではさらに辛くなりますね
めちゃめちゃ怖くて草
ブログで退職代行を書いていて、調べているなかでは良さそうだったんですよね😔でも、新しい会社なので社員のレベルがばらついていそうですね。
しかし、ハズレの担当を引くとは、、、。辛い時期に災難でしたね
FF外から失礼します。
私は実際に利用してしまい、「あなたはバカですか?、ロクな人生を送らないですよ」などの返信がきて驚きました。
この経験をブログで伝えたいと思うのですが、掲載させて頂いてもよろしいでしょうか?
FF外から失礼します
私も下調べが甘くこの会社に依頼してしまいました
入金した後に態度が変わり挑発された上に、依頼したら会社とやり取りしなくて済むとのお話も「分かりません」しか言われないので結局自身で会社とやり取りする始末です。
拝見する限り、返金を求めるのは難しいんですよね?
最近退職代行Jobsにお願いしてしまいました。本当に最悪でした。言葉遣いが特に最悪です。
FF外から失礼します。
誇張して言うと、退職会社の口の悪さや考えはみんな画像のような方達ばかりなんですかね。
社会人としてよりお客相手に取ってもいい、信頼を作る言動ではないですね。
jobs、候補の一つだったけど、悪い口コミが多くて他のとこにしました。
他のとこにして、正解でしたね。
何のトラブルもなく、無事に辞める事もできたし!
当然ですが、当人に対し同情の声が多かったです。
続いて、こちらもLINEのやり取りを公開されています。
友人がパワハラ耐えきれなくて代行雇ったのに、退職代行jobsの対応最悪過ぎてびっくり。これ以外にもライン見せてもらったけど文が全部偉そう。ちなみにお金はもう払ってある。離職票まだ受け取ってない。ここで働いてる人更年期か?電話も出ないらしいです。#退職代行 #退職 pic.twitter.com/OPrmpse9zy
— A (@d96nono) December 9, 2021
(※現在、こちらのツイートは削除されています)
こちらのやり取りも、一部分の切り抜きとはいえ、やはり言葉遣いが社会人のマナーを逸脱していると言えるでしょう。
退職代行を使った後のヤバいケースは6つ
退職代行サービスによって辞めた後で想定されるトラブルについては、以下の6つが考えられます。
さっそく見ていきましょう。
悪質な退職代行業者が料金支払い後に音信不通になる
過去、退職代行業者から会社へ退職の件で連絡をしたものの、会社側から「退職は認めない」などと反発されてしまい、そのまま音信不通となったウワサを耳にしたことがあります。
また、労働組合のない退職代行サービスは、会社と退職交渉ができないため、一度こじれてしまうと退職失敗となるリスクがあります。
よって、退職代行サービスは、団体交渉権を持つ労働組合または弁護士を選ぶようにしましょう。
先払いだと依頼者が不安になることから、一部の退職代行サービスは分割や後払いで対応してくれるところもあります。
辞める会社から鬼電による嫌がらせを受ける
退職代行サービス経由で退職すると、会社に対して「今後の依頼者への連絡に関しては、すべて当社へお願いします」と伝えます。
しかし、それでも会社側としては本人から直接退職の意思を確認したい一心から、何度も電話を掛けてしまう事例は多いようです。
絶対に出るな
家凸されても出るな9: 風吹けば名無し 2022/07/05(火) 14:26:24.32 ID:kBmlZtGP0
>>4
家凸とかマジであんの?24: 風吹けば名無し 2022/07/05(火) 14:28:23.79 ID:B0q8Gei80
>>9代行使ってまでやめたい人間に鬼電してくる会社だから来る可能性あるやろ
気をつけとけよ5: 風吹けば名無し 2022/07/05(火) 14:25:52.30 ID:Txm3ZBZFp
出たら代行使った意味ないやん
最後のコメントにあるように、退職代行に一度依頼したのであれば、会社との接点はすべて断ち切る覚悟が必要です。
とくに、ブラック企業の上司は、部下を所有物のごとく扱うタイプもいますし、仕事に対する責任感やノルマといった単語で巧みにマインドコントロールをするケースもあります。
ですので、すでに退職代行で辞めると決めたなら、電話はすべて着信拒否にして無視をするのが正解です。
会社からの嫌がらせで未払い賃金や残業代がもらえない
退職代行経由で会社へ辞めることを告げた後、未払いの給与やボーナス、残業代が支払われないトラブルが起こった場合、どうなるのでしょうか。
まず、運営母体が労働組合ではない民間の退職代行サービスは、未払い賃金請求を含め会社と交渉をすることは非弁行為に当たり違法となるので、できません。
しかし、労働組合運営の退職代行サービスであれば、団体交渉権を有しているため、会社へ未払い賃金の支払いについて交渉することが可能です。
もちろん、弁護士の退職代行サービスも交渉は可能ですが、成功報酬として20%を弁護士事務所へ支払わなければならないため、全額は受け取れません。
よって、当サイトとしては、会社と交渉ができて未払い賃金を全額受け取れる労働組合運営の退職代行サービスの利用をおすすめしています。
辞める会社の上司や同僚が自宅訪問してくる
退職代行で辞めた後、会社の人間が自宅に来るかどうかは、正直に言って辞めた後でないと分かりません。
退職について。 諸事情で、退職代行を利用し退職しようと考えております。
退職代行で退職を行なった際、もし上司が納得がいかない状況で上司が直接家に訪問して来るなど、直接的な接触すると言うことはありますか?
引用:ヤフー知恵袋
当然、退職代行サービスは、会社へ連絡した時点で自社に関する情報や依頼者本人へ電話や直接会うことは本人が拒否している旨を代わりに伝えてくれています。
しかし、それでも会社側が言うことを聞いて、依頼者の自宅へ訪問しない保証はないのです。
会社の人が家まで来ることはあっても、あなたが直接会うことはありません。
どういうことかというと、 「会社の人が家の前まで来ました」 と退職代行業者に連絡すれば、会社の人が帰るまで対応してくれるからです。
引用:ヤフー知恵袋
もし、会社の人間が自宅へ来たら、速やかに退職代行サービスへ連絡をして対処してもらいましょう。
実績のある大手の退職代行サービスであれば、退職手続きが完了するまで会社とのやり取りは継続してくれるため、遠慮することはありません。
依頼者は、自宅へ来た会社の人間に対して応対する必要は当然ありません。
ただ、もしプレッシャーに耐えられそうにない場合は、事前に友人宅やネットカフェ、実家などへ避難しておくのが無難です。
周囲に退職代行を使ったことがバレて転職が不利になる?
退職代行サービスを利用すると、転職したい会社にバレることはあるのでしょうか?
あるいは、周囲にウワサが広まり、転職活動に悪影響を及ぼすのではと不安になりますよね。
それでは、解説します。
前職調査
前職調査とは、選考過程において企業が応募者の経歴や勤務態度、人となりを調査することを言います。
かつては企業が前会社に問い合わせて調べることが頻繁に行われていましたが、現在は2005年に施行された「個人情報をの保護に関する法律」(以下個人情報保護法)によって、個人情報の扱いが慎重となり、前職調査が成り立たなくなりました。
個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。
よって、退職代行サービスを利用したと前職調査でバレる可能性は限りなく0に近いと言えます。
納得できる退職理由を用意しよう!
しかし、必ず退職代行サービスを利用したことがバレないというわけではありません。
狭い業界の同業種で転職する場合など、人伝いに伝わる可能性があります。
また、前の職場の上司などが嫌がらせを目的に、転職先へ「退職代行を使われた」などとバラすかもしれません。
転職先も知られてしまっているため、退職代行使った時のリスクを考えてしまいます。
転職先に退職代行使ったことをチクられるんじゃないか、とか。
退職代行使ったことが転職先に知られたとして、内定取り消しとかってあるんですかね
引用:ヤフー知恵袋
上記のようなケースは、当サイトでは耳にしたことはありませんが、転職先へ「退職代行を使われた」などとバラす行為は、100%ないとは言い切れません。
また、退職代行サービスを利用することは、年配の方にとってやはり「責任感がない」「ゆとり世代らしい」と多少の悪印象を与えることは事実です。
しかし、退職代行サービスを利用するそれ相応の事実があれば、こういった悪印象を与えることもありません。
また、面接で聞かれる可能性が高い質問は、退職代行サービスよりも退職理由です。
退職理由はできるだけポジティブな理由にしましょう!
以下のような理由は悪印象を与えてしまいます。
・上司ともめた
・職場の空気が悪かった
以上のような理由は転職先でも同じことがあれば辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。
こういったネガティブな退職理由は言わずにできるだけポジティブなもの、以下のようなものにしましょう。
・自分のスキルをもっと試せる場に行きたかった
・もっと自分の経験を活かせる場所にいって成長したい
以上のような退職理由にすれば、好印象を残すことができるでしょう。
懲戒免職処分や損害賠償請求されるリスクがある?
実際に退職代行サービスを利用して会社を辞めると、会社からクビ扱い(懲戒解雇)になるのでしょうか?
結論から言うと、退職代行サービスを使ったことで懲戒免職や損害賠償請求されることはまずあり得ません。
懲戒免職処分はまずあり得ない
まず、退職代行サービスを利用して懲戒免職になることは限りなく0に近いです。
懲戒免職は会社員や公務員のペナルティでもっとも重いものであり、労働者が社内の秩序を著しく乱したときのみに許される行為であって、それ以外では認められません。
たとえば、犯罪行為を行なった場合、経歴の重大な査証があった場合、重大なセクハラやパワハラがあった場合に限られます。
ですので、退職代行サービスを利用しただけで懲戒免職となるケースは不当解雇にあたるため、あり得ません。
感情的になり損害賠償請求をされる?
現在、会社を退職代行で退職したつもりでしたが会社側が退職を同意していない状態で無断欠勤扱い状態になっています。
再び退職届を出したのですが、一向に返事がなく給料も未払いだったので、電話したところ「会社に来い」と言われ、「無断欠勤の分の損害賠償請求する」 と言われました。
自分勝手だとは思いますが、精神的に辛い状態なので会社にいく勇気もないです。
情けないのも分かっています。どうすればよいでしょうか。
引用:ヤフー知恵袋
上記の口コミのように、感情的になった会社側が正当な理由なく訴訟を起こすことは、100%ないとは言い切れません。
まず、退職代行サービス経由で退職届と委任状が郵送されている時点で、退職することは決定事項ですし、会社の同意は法的に必要ないです。
しかも、会社は退職届を受理しているにも関わらず、不正に無断欠勤扱いとした上に未払い賃金まである状態で、訴訟など起こせるハズがありません。
相談者さんは「自分勝手で情けないけど会社に行く勇気がない」とおっしゃっていますが、このような頭のおかしい主張をする会社に行きたがらないのは当然の心理です。
当サイトでは、何社か大手の実績ある退職代行サービスへ取材をしていますが、お話を聞くと、上記のように感情的になり訴訟などと言って脅してくる会社も少なくないそうです。
では、弁護士ではない退職代行サービスは、訴訟だと脅されたらどのように対応しているのか?大手の退職代行SARABAへ伺ってみると、以下の回答をされています。
懲戒解雇に関しても、日本の社会では明確な理由なく処分することはできません。
弊社では訴訟に発展した事例はございませんし、不安に感じることはないと言えます。
退職代行SARABAのように、大手として実績があり、労働組合による団体交渉権を持って対応してもらえる退職代行サービスであれば、たとえ訴訟や懲戒免職といった脅し文句がきても、怖がる必要はありません。
退職代行に依頼してから退職完了までの流れ
退職代行に申し込む前に、どのような流れ・手順で進んでいくのか把握しておきましょう。
基本的には、退職代行サービスは以下の流れで進んでいきます。
- STEP1 相談電話、LINE、メール等で退職の相談をします(主流はLINE)。
- STEP2 依頼業者にサービスを依頼すると、振込先の情報が送られてきます。
- STEP3 料金の支払い料金を振り込みます。
- STEP4 退職代行実施前の最終確認業者側が振込を確認後、依頼者から勤め先へ伝える事はないか、退職理由などの最終確認をします。
- STEP5 退職代行実施依頼者の勤め先に業者が退職の意思をお伝えします。
- STEP6 結果の報告・退職届の郵送依頼者から会社へ郵送するものや、会社から届くものを確認します。その後、退職届を作成・郵送します(業者から退職届のフォーマットをデータで渡されるケースが多いです)。
- STEP7 退職手続き開始勤め先から依頼者の元へ、離職票や年金手帳等が届きます。もし足りないものがあれば、退職代行業者に確認して連絡してもらいましょう。
- STEP8 退職完了依頼者から勤め先へ提出した書類や備品と、勤め先から届いたもの双方に不備がなければ、無事に退職完了となります。
STEP1 相談
最近では、どこの退職代行サービスもLINEで問い合わせできる業者がほとんどです。
(ただし、弁護士の退職代行サービスはLINE対応していない事務所もあります)
料金を支払う前に相談できることは限られますが、気になる点は事前に消化しておきましょう。
また、退職代行業者によっては、夜中は対応不可といったところもあるため、営業時間の確認も重要です。
- 「LINE・メール・電話」どの媒体で問い合わせできるか確認する
- 問い合わせ対応時間を確認する
STEP2 依頼
利用する退職代行業者を決めたら、依頼しましょう。
退職代行業者へ「依頼します」と伝えると、料金の振込先の詳細情報が送られてきます。
クレジットカードで支払いができる代行業者もありますので、希望する方はこのときに確認してみて下さい。
- 振込先の詳細情報を確認する
- 先払いとなるので費用を用意しておく
- クレジットカード払いを希望する場合は先方に確認する
STEP3 料金の支払い
クレカまたは銀行振込等で料金の支払いが確認された後、退職代行サービスがスタートします。
手違いで料金を払いすぎた場合や、振り込んだはずが振り込まれていない、といったトラブルが起きる事が稀にあります。
そのようなトラブルを避けるために、利用明細票は保管しておいて下さい。
- 正しい振込先に料金を振り込む
- 料金を支払えば業者が確認してくれる
- 利用明細票を無くさずに保管しておく
STEP4 退職代行実施前の最終確認
退職代行サービスの実施前に、会社に伝えることなどの最終確認をします。
たとえば、
- 「有給を消化したい」
- 「デスクにある私物を郵送してほしい」
- 「離職票を発行してほしい」
など、会社へ伝えて欲しい自分の要望を退職代行業者に伝えてください。
また、具体的な退職理由を聞かれることもあるので、あらかじめ文章にして用意しておきましょう。
(※ただし、会社に退職理由を説明する法的な義務はないため、言いたくなければ「一身上の都合により退職」と伝えればOKです。)
- 会社に伝えてほしい要望を退職代行業者へ伝える
- 具体的な退職理由を準備しておく
STEP5 退職代行実施
依頼者の会社へ、退職代行業者から退職の意思を伝えます。
この後、会社から電話が掛かってくることがありますが、無視して大丈夫です。
退職代行業者から会社へ、「依頼者本人と直接連絡することはできない」と伝えますが、物理的に連絡を遮断する方法が無いので、電話が掛かってきたら無視をするしかありません。
電話対応はすべて、退職代行業者に任せましょう。
- 会社から電話が掛かってきても無視して大丈夫
- 電話があまりにもしつこい場合、退職代行業者に相談
STEP6 結果報告
退職代行サービス実施後に、業者から結果報告がきます。
たとえば、
- 「有給の手続きはしてもらえる」
- 「離職票の発行に2週間ほどかかる」
などの具体的な報告がもあり、さらに「会社に郵送するもの」や、「会社から受け取るもの」があるかどうか確認しましょう。
具体的なリストは、以下の通りです。
- 保険証
- 電磁的記録媒体(パソコン・USB・SDカードなど)
- 制服、制帽、会社から貸与されたもの
- 社員証・バッジ(社章)
- 前払いの交通費や定期券、借入金
- 名刺
- ロッカー・机などの鍵
- その他、会社所有のもので個人的に借りていたもの
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 年金手帳
- 被保険者資格喪失証明書
- 離職票
- 厚生年金基金加入員証
- 退職証明書
退職後に会社から受け取る書類の用途は、下記で簡単にまとめておきます。
(※下表はあくまで例なので、すでに自分の手元にあるもの等、会社から送られてこないこともあります。)
項目 | 書類の説明 | 使用タイミング |
---|---|---|
雇用保険被保険者証 | 雇用保険に入っていたことを証明する書類 | 次の会社に渡す |
源泉徴収票 | 保険料を控除するための申告書 | 年末調整のために次の会社に渡す |
年金手帳 | 今までの国民年金の加入状態を証明書類 | 次の会社に渡すor年金事務所に返す |
健康保険被保険者資格喪失証明書 | 健康保険の資格を失ったと証明する書類 | 国民健康保険に切り替えるために必要 |
離職票 | 会社を退職したことを証明する書類 | 失業給付の受給手続きのためにハローワークに渡す(転職先が決まっている人は不要) |
厚生年金基金加入員証 | 厚生年金基金の加入状態を証明する書類 | 65歳になったときに提出する |
退職証明書 | 給与、役職、退職理由などが書かれた書類 | 転職先やハローワークで求められることがある |
退職後に会社へ行くのが難しい人は、在職時から少しずつ私物を持って帰っておくと良いでしょう。
- 退職の具体的な報告を確認する
- 会社から受け取るものを確認する
- 会社へ郵送するものを確認する
- 在職時から少しずつ私物を持ち帰る
STEP7 退職手続き開始
退職代行業者の指定フォーマットの退職届があるので、必要事項を記入して指定された宛て先に郵送しましょう。
(※会社指定フォーマットの退職届があるケースもありますし、必要事項を記入して返送する書類が届くこともあります)
退職届が届かなければ、会社も退職の手続きができないため、郵送はできるだけ早急に行ってください。
会社に退職届が到着すれば、すぐに退職の手続きが行われます。
- 退職代行サービス実行後に退職届について案内される
- 退職届を作成後、指定された郵送先に郵送する
- 会社へ返送する書類へ必要事項を記入して郵送する(会社指定のフォーマットの退職届や業務の引き継ぎ資料など)
STEP8 退職完了
退職に関する書類に不備がなく、依頼者の伝達事項がすべて伝わり、問題がなければ無事退職完了となります。
やっぱり、自分でする手続きもあるんですね。
そうね、すべて退職代行業者に丸投げしていいわけじゃないわ。
退職届は自分で行う必要があるし、会社に届かないと、退職の手続きを始められないの。
円滑に退職手続きを進めるためにも、退職代行業者から言われた通りに実行するのが大事よ。
次は、「退職代行実行後の流れ」を紹介していくわ。さっそく見ていきましょう。
退職承認後の流れ
以下では退職代行業者が退職の承認を取ってくれた後に、利用者が自分で行うべきことを解説していきます。
上記のSTEPで言えば、STEP7からの事をさらに詳しくお伝えします。
退職承認後の流れは以下の通りとなっています。
- STEP1 退職届の郵送
- STEP2 貸出品の返却
- STEP3 私物・書類受け取り
- STEP4 健康保険の手続き
- STEP5 年金の手続き
- STEP6 税金の手続き
退職代行を利用して、退職の承認を得たあとも上記の6つの作業をしなければ退職は完全に終了しません。
- 「退職届の送付」
- 「各種手続き」
は退職代行業者でも代行することはできないので、利用者自らが行う必要があります。
1つ1つ解説していくので、確認していきましょう。
STEP1 退職届の発送
退職代行業者が進めてくれる作業は「退職の承認を得る」ところまでです。
その後は、利用者が退職届を作成し会社に送付しなければ退職は完了しません。
退職届の作成には「自分で作成するパターン」と「会社から送られてくる用紙を使用するパターン」の2つのパターンがあります。
自分で退職届を郵送で提出する手順については、下記の記事をご参照ください。
STEP2 貸与品の返却
退職完了後は、会社の貸与品を郵送で返却しましょう。
退職代行業者を通じて、会社へ何を郵送すれば良いのか聞いてもらえます。
とくに忘れてはいけないのが「保険証」です。
保険証は、退職日の翌日からは勤務先の健康保険の加入資格が失われているため、使用できません。
会社へ郵送する貸与品は、おもに以下があります。
- 保険証
- 電磁的記録媒体(パソコン・USB・SDカードなど)
- 制服、制帽、会社から貸与されたもの
- 社員証・バッジ(社章)
- 前払いの交通費や定期券、借入金
- 名刺
- ロッカー・机などのカギ
- その他、会社所有のもので個人的に借りていたもの
「社宅」に関して、退去日などの連絡はすべて退職代行業者に任せることができます。
STEP3 私物・退職書類の受け取り
貸与品を返却した後は、受け取るべき書類や私物を送ってもらいましょう。
会社へ返送する必要書類の郵送については、退職代行業者を通じて説明があります。
また、必要書類の催促や漏れの指摘も退職代行業者を介して行うことができるので、その都度連絡してもらいましょう。
先ほども紹介しましたが、会社から受け取るものは以下があります。
- 雇用保険被保険者証
- 源泉徴収票
- 年金手帳
- 被保険者資格喪失証明書
- 離職票
- 厚生年金基金加入員証
- 退職証明書
こちらもあくまで例なので、人によって違いはあります。
STEP4 健康保険の手続きをする
退職後は会社で加入していた健康保険から抜けることになるので、新しく手続きをする必要があります。
この手続きに関しては、退職代行業者は関与してくれません。
保険の手続きには以下3つの選択肢があります。
- 任意継続:会社の保険に一時的に入り続ける
- 切り替え:国民健康保険に自分で加入する
- 扶養:親の扶養に戻る
「任意継続した場合」と「国民健康保険に切り替えた場合」の保険料は、人によってどちらが安くなるかが異なります。
お住まいの市区町村の健康保険窓口で金額を確認することができるので、比べて決める方法が一番です。
任意継続の場合は、早急な手続きが必要となるので注意しましょう。
STEP5 年金の手続きをする
退職後は、厚生年金から国民年金へ切り替え手続きをする必要があります。
この手続きに関しては退職代行業者は関与してくれません。
退職後の年金の選択肢は、利用者の置かれている状況によって二分されます。
もし、転職先が決まっていれば年金手帳を提出することで、そのまま厚生年金に入り続けることができます。
次の会社が決まっていないのであれば、手続きを行い国民年金に加入するか、家族の厚生年金の扶養に入る必要があります。
STEP6 税金の手続きをする
退職後は、給与から税金を天引きされることがなくなるため、新しく手続きをする必要があります。
この手続きに関しては退職代行業者は関与してくれません。
税金の手続きは利用者の置かれている状況によって異なります。
もし転職先が決まっているのであれば、源泉徴収票を提出して完了です。
しかし、退職先が決まっていない場合は、自分で確定申告することになります。
-当サイトおすすめの退職代行サービス-
それではここからは、当サイトおすすめの退職代行サービスについてご紹介します。
総合評価 | |
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利用料金 | 一律 24,000円(税込) |
返金保証 | |
会社との交渉 | |
営業時間 | 24時間 365日 |
申込方法 | ライン・メール・電話 |
決済方法 | 銀行振込・クレジットカード |
おすすめポイント!
当サイトが自信を持っておすすめする退職代行サービス第一位は、退職代行SARABAです。
退職代行SARABAは、労働組合「さらばユニオン」により運営されているため、団体交渉権を有しています。
よって、残有給消化や退職日、残業代の請求といった会社との交渉まで依頼ができるのが特徴です。
退職代行SARABAの退職者数は約14,000人と業界トップクラスの実績があるため、当サイトでは自信をもっておすすめしています。
口コミ・評判
本当に出勤せずに退職可能か不安でしたが、退職後のやり取りも行なって頂き無事に書類なども受け取ることが出来ました。
うつ病になってしまうのでは無いかというほど追い込まれていたので、辞めることができたのは本当に良かったです。
総合評価 | |
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利用料金 | 一律 24,000円(税込) |
返金保証 | |
会社との交渉 | |
営業時間 | 24時間 365日 ※電話相談は平日AM10時~PM7時 |
申込方法 | ライン・メール・電話 |
決済方法 | 銀行振込・ペイパル・クレジットカード |
おすすめポイント!
当サイトがおすすめする退職代行サービスランキング2位は退職代行オイトマです。
退職代行オイトマでは365日24時間営業しているため、突然「もう出勤は無理だ…」と心が折れたときにすぐ申し込みができる大きなメリットがあります。
現状、労働組合のある退職代行サービスの料金相場は25,000~30,000円ですので、「退職代行オイトマ」は安い料金で確実に退職できるサービスと言えるでしょう。
退職代行オイトマの口コミ
僕自身は何もしなくてよくて指示通りに動いていただけなんでずっと遊びほうけていました。
実際に会社から自分に連絡はこなかったですし。依頼する前は、本当に何もしなくても辞めれるのか?と思っていました。
そんな都合のいい話があるんだろうか?とも思ったんですが、実際に依頼してみて自分自身はとくに何もしなかったんで、ホームページにある内容の通りでした。
総合評価 | |
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利用料金 | 一律:24,000円(税込) |
返金保証 | |
会社との交渉 | |
営業時間 | 24時間 365日 |
申込方法 | ライン・電話 |
決済方法 | 銀行振込・クレジットカード |
おすすめポイント!
「ネルサポート」が他業者と大きく違う点は、合同労働組合ユニオンネルサポートという労働組合を発足しているところです。
「退職代行ネルサポート」なら、労働組合として活動しているため、会社との交渉をする権利があります。
ブラック企業から退職するときに何か問題が起きても、毅然とした態度でこちらの権利を主張することができるメリットがあります。
-都道府県別のおすすめ退職代行サービス-
基本的に退職代行は全国対応ができるサービスなので、お住まいの地域で探す必要はありません。
しかし、中には「弁護士事務所で顔を合わせて面談したい」「どうしても住んでいる地域の業者にお願いしたい」という方もいらっしゃると思います。
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