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退職

訪問介護の良くある退職理由10選!退職前に検討すべき3つのポイント、円満退職する6つのステップまで徹底解説します

訪問介護の退職理由9選
さやか
さやか
私のトモダチ、訪問介護のお仕事辞めたいって…。アサミ先生どう思う!?
アサミ
アサミ
そう。。仕事はカンタンに辞めるもんじゃないわよ!…って言いたいとこだけど、訪問介護の仕事は大変だし、デメリットも多いからあまり責められないわね。
さやか
さやか
えぇ!?いつも厳しいアサミ先生がそんなやさしい言葉を…訪問介護を退職する人ってそんなに多いんですか?
アサミ
アサミ
アタシをいつもどんな目で見てんのよ。。まぁいいわ!今回は訪問介護職を退職しようか迷ってる人に向けて大切なことを伝えていくわよ!!

訪問介護は一対一で理想のケアを目指せるやりがいがある一方で、たくさんの問題点も多く辞めたいと悩む方が後を絶ちません。

そこで、当サイトに寄せられた訪問介護ヘルパーの口コミ情報を交えながら、良くある退職する理由を10つまとめました。

さらに、退職を決める前に検討すべき3つのポイント、そして最後に、円満退職する手順・流れについて解説します。

この記事で分かること
  • 訪問介護の良くある10つの退職理由
  • 訪問介護を退職する前に検討する3つのポイント
  • 訪問介護を円満退職するまで6ステップ

それでは、下へスクロールしてください!

※派遣やパートで退職代行をご検討されている方は、下記の記事もご参照ください。

関連記事▶ 派遣や契約社員は退職代行で辞められる?途中退職できる3つの理由とは

※この動画は、訪問介護ヘルパーの実務の様子です。食事介助をしないどころか、無言で掃除機をかけるなど、とても介護とは言えない衝撃の実態が映っています。

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【実はホワイト!?】訪問介護職の離職率は約15%

そもそも、訪問介護員を退職する割合は、介護職員と比べて高いのでしょうか?

公益財団法人介護労働安定センターで平成28年10月から一年間集計した、訪問介護員とそれ以外の介護職員の離職データを見てみましょう。

正規
職員
非正規
職員
訪問
介護員
1,747人
(17.0%)
3,356人
(13.8%)
5,103人
(14.8%)
介護
職員
7,618人
(14.3%)
6,771人
(20.6%)
14,389人
(16.7%)

出典:http://www.kaigo-center.or.jp/

まず、介護職員のトータル離職率が16.7%に対して、訪問介護員は14.8%と1.9%低い結果が出ています。

訪問介護職は日中のスキマ時間で働ける特性上、主婦層が多く勤務している関係で非正規職員が多い特徴があります。

世間一般で言えば、正規職員より非正規の方が離職率が高くなるのが常識です。

しかし、訪問介護員の非正規の離職率は13.8%となっており、介護職員と比較すると6.8%低い結果が出ていますね。

つまり、介護職員と比較して、非正規は訪問介護職の方が離職率が低く、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。

訪問介護の退職理由BEST10

訪問介護の退職理由ベスト10訪問介護職に嫌気が指して、退職を選んでしまう理由はどんなものがあるのでしょうか?

ここでは、訪問ヘルパーが抱く不満について、一つずつ見ていきましょう。

1位.給料が安い・不安定

介護業界全般に言えることではありますが、基本的に訪問介護職は稼ぎにくいとされています。

訪問介護の登録ヘルパーはとくに、利用者の都合等で突然仕事を失うリスクがありますし、移動や報告書の作成といった時間に給料が支払われないため、時間効率が悪いデメリットもあります。

利用者から介護サービスの申し込みがない限り仕事がありませんから、訪問介護事業所へ登録したものの、待機するばかりで稼げないといった不満の声は良く耳にします。

20代男性
20代男性
重度の利用者の方に対して、制度の枠外で「オプションサービス」として実費ヘルパーを行っている場合があります。

その場合は9割近く私たちに給与として支払われる約束でしたが、結局半分ももらえませんでした。

小さな事業所だからということも分かりますが、管理者が高級車を買ったり、不動産を買ったりするのを間近で見ると不信感が募りました。

小さい事業所だし、報酬額は国が決めているので、勉強すればどれぐらいの収入があるかは分かってくるようになります。

結局搾取されているような給与しか支払われませんでした。

40代女性
40代女性

8:30〜17:30まで、勤務をしていました。

しかし、急に会社側が、訪問介護ステーションをやめると言って、その翌月の給料は半分程度しか支払われてなかったです。

社会保険も給料からは引かれている状態なのに、籍がある間に勝手に抜かれていました。
それについて社長に話そうとすると脅してくるので、精神的に参りました。

2位.移動が大変

訪問介護にとっての大きなテーマとして、利用者宅への移動の問題が挙げられます。

ほとんどの訪問介護事業所では、移動にかかる時間と手間に関しては「労働」としてみなされないケースが多く、良くて数百円程度の移動手当がもらえるくらいです。

つまり、訪問先への移動距離が長くなるほど、効率良く稼ぎづらくなるため、それなら普通のパートが良いとして辞めていくケースが多いのです。

地域によって車移動または自転車移動のどちらかに分かれますが、どちらも大変な面があります。

これから、順番に解説していきますね。

自転車移動は体力が必要!

まず自転車移動は、季節ごとに適切な対応策をとらなければ、移動だけで体力を奪われ、体調を崩してしまうことになりかねません。

坂の多い地域を回る場合は、電動自転車の購入を検討するのもアリでしょう。

真夏であれば、頭や首回りを冷やす冷却グッズを始め、UV対策として帽子や日焼け止めクリーム・アームカバー、何よりも熱中症対策として水分補給をこまめにとっていく必要があります。

真冬となれば、ニット帽やダウンコートの着用・マフラー・手袋・足冷え対策として厚手の靴下など、防寒対策は必須です。

同時に、訪問介護は移動を含めて体力を使うお仕事ですから、汗をかきます。

汗冷え対策として首にタオルを巻いておき、移動中に体を冷やさないように気を付けることも大切です。

地域によっては雪道を移動するかもしれません。

訪問介護は、たとえ台風がこようが大雪が降ろうが基本的に約束の日時に訪問するのが責務となるため、体力に自信のない方は退職を検討した方が良いでしょう。

車移動はメリットが多いけど事故のリスクが大きい

次に車移動ですが、訪問ヘルパーにとっては以下のように3つのメリットが挙げられます。

  • 自転車より時間的余裕がある
  • 車内で昼食がとれる
  • 雨風をしのげる

さらに、訪問先によっては、利用者を乗せてスーパーなどへ買い物に連れていく生活援助もあるので、車の免許があった方が訪問できるキャパは広がります。

ただ、デメリットとしては事故のリスクがあります。

一日に何件も訪問する場合はとくに、訪問時間が決まっているために急いで移動中に事故を起こす危険性があります。

訪問ヘルパーの多くは女性なので、男性と比べて運転に自信がなく、慣れていないところもあるでしょう。

30代男性
30代男性
基本的に車移動になります。

施設勤めよりは気分がラクですが、座っていると腰やお尻が痛くなります。

それから業務とは別に交通事故を起こしてはいけないという別の緊張がつきまといます。
夜の勤務で利用者に急変があった場合、かなり厄介なことになります。

急な事態が起きても施設のようにスタッフはいないので、自分に責任がのしかかります。
施設で緊急時以上に冷静さが必要となります。

3位.慢性的な人手不足で忙しい

介護業界全体の問題でもありますが、慢性的な人出不足に悩まされている訪問介護事業所は多いです。

訪問介護で働くヘルパーは主婦層が多く、子どもの突然の発熱などで欠勤するケースがあるため、穴埋めとして突如シフトに入れられる等の問題があります。

また、逆に働きやすい日中はシフト希望が殺到するため、思うように稼げないといった悩みもあります。

40代女性
40代女性

経営者は優しい人だったのですが、事業所の上司に問題がありました。

元々人手が少なかったことから仕事量が増えるのは仕方ないのですが、休みを希望しても「子どもがいないからたいした用でもない」と思われてしまったのか希望が通らないことが多かったです。

とくに年末年始は12月29日から翌年1月3日までほとんど出勤になることもありました。

当初のシフトでは休みになっていても、その日の昼頃になって突然行けなくなった職員がいるから出勤するように命じられることもあり、気づけば10日程度休みがないこともありました。

また、働く前に提示された雇用条件と実際の現場とのギャップが大きいことも挙げられます。

人手不足を理由に、個々の担当する業務範囲が広がったり、サービス残業が横行する問題も深刻ですね。

30代女性
30代女性
正社員として、9:00〜17:00で中途採用されました。

ヘルパーから 事務処理までどんどん仕事の幅が広がるのは分かりますが、病院本院の夜勤までさせられる状態になりました。夜勤明けにまた9:00〜の出勤があったり。

「当初の契約と違う」と言うと、ますます夜勤が多くなったり、嫌がらせされました。
病院自体も、職員は2〜3年で使い捨てるという考えでした。

最初は事務員として採用されたものの、ヘルパー不足を理由に結局介護業務まで担当すると言った事例も当サイトに寄せられています。

30代女性
30代女性

夜勤が終了後にサービス残業で入浴介護をしてからではないと帰宅できない。

人数は10程度一部介護から重度までです。

妊娠を上司に報告すると、流産されたら困るから事務仕事やレクレーションを中心にと言われました。

お腹が張って悪阻(つわり)もありましたが、スタッフが少ないので仕事は無理をして続けていました。

そしたら一ヶ月後いきなり「みんな妊婦に気をつかって疲れている、流産されたら困る」などと言われ、2時間こんこんと話し合った結果、最終的にはクビにはできないから自分から辞めるよう退職を強要されました。

20代女性
20代女性
訪問介護は、時間に追われることと、体力的にきついです。

人の命を預かっているため、時には時間どおりにいかないこともありますが、それでも次の利用者が待っているため切り上げないといけない。この対応が難しいです。

要介護度が重い利用者であればあるほど、介護者にかかる介護負担が大きく、足腰を痛めたり、対応に苦慮することも多いため、辛いと感じます。

4位.訪問先で利用者と合わないストレス

訪問先の利用者は、誰もが訪問ヘルパーにやさしいわけではありません。

認知症を患う利用者の中には、大声で怒鳴ったり介護を拒否するといったケースは日常茶飯事です。

また、表向きは問題なさそうな利用者でも、実は後で事業所にクレームの電話を入れていたなんてケースもあるので、働く訪問ヘルパーは傷ついて働きづらくなってしまいます。

訪問先で働くということは、言い方を変えれば人様の家で長時間過ごすことになるため、無意識のうちのストレスを溜め込んでしまうものです。

男性の利用者はとくに大黒柱としての意識が強いタイプが多く、態度が大きくなったりキツく当たられるのが訪問介護職のツライところです。

また、一人の利用者に対して複数の訪問ヘルパーが介護をすることも珍しくないため、他のヘルパーと比較されてしまうこともあります。

せっかく想いを込めて介護を頑張っても「〇〇さんはここまでしてくれたのに、あなたはしてくれないのね」などと言われてしまうと、辞めてしまいたくなるのは当然ですよね。

30代男性
30代男性
ご利用者から、契約外の業務を依頼されてしまうケースがある点が大変です。

私は男性のため、「庭の松の木の枝を剪定してくれ」とか、「家の外壁塗装を手伝ってくれ」などと依頼されることあり、契約外の業務だからと断ると、ご利用者が激怒されることがあります。

はっきりお断りしてしまうと、他の訪問介護事業所に切り替えられてしまう恐れもあるため、対応に困ってしまいます。

20代男性
20代男性
往々にして、福祉職は金銭的なことよりも「やりがい」のような精神的な意味を見出す空気感があります。その管理者もその重々しい空気を漂わせていました。

具体的には、利用者に対応すべきヘルパーが急遽休みになった場合、泣きつくような感じで長時間勤務をお願いしてきます。

障害者総合支援法で長時間対応できる重度訪問介護も行っているので、そんな勤務が生まれます。
その利用者のことを考えると断ることもできず、入ることもしばしばありました。

管理者から泣きついて頼まれたある週は、「夜勤2回」「日勤4日」「休み2日」といった有様でした。夜勤から開放された朝から休みにカウントされてしまい、睡眠をとっただけで、次の日から4日間の日勤でした。体がもちませんでした。

訪問先の利用者はほぼお年寄りであり、訪問ヘルパーにとって人生の先輩に当たります。

その利用者へ調理支援の介護がある場合、料理のウデに自信のない方、とくに男性ヘルパーにとっては大変なことです。

限られた時間の中で何品も料理するのは相当なスキルが必要となるため、料理下手なヘルパーが訪問介護の道を諦めるのは必然と言えるでしょう。

30代男性
30代男性
私は男性なので正直調理は苦手で、よく利用者さんから「美味しくない」とストレートに言われていました。

事業所に戻ると「調理が下手だからヘルパーさんを替えてほしいと電話があったよ」と報告を受けることもあり、自分なりに頑張っていたつもりでしたので、かなり辛かったです。

30代女性
30代女性
訪問介護は、老人ホームのように専用調理師がいないので大変です。

それぞれの世帯で好む味付けや、個人の偏食の度合いが違うので、基本的に冷蔵庫の中にあるモノだけで、相手の好みの料理を時間内に品数多く作れるようにならないといけません。

口に合わなければ堂々と文句を言ってくる人や、食べてくれない人がほとんどです。

5位.訪問先で利用者からセクハラ・暴力を受ける

訪問介護サービスを利用する高齢者の中には、認知症を発症している方が多いため、感情をコントロールできずにセクハラや暴力をふるってしまうことがあります。

介護施設なら、担当スタッフを変えたり落ち着くまで見守るといった臨機応変な対応がしやすいですが、訪問介護は基本的に一対一なので、自分のみは自分で守らなければなりません。

50代男性
50代男性
訪問ヘルパーの辛いところは、認知の利用者に暴言やら暴力を振るわれることです。

同じ事を話すので、こちらは初めて聞くふりをして、わざとらしく感心したりしてます。

30代女性
30代女性
訪問介護は、年齢の高い方を相手にする仕事であり、その方一人ひとりが長年築かれてきた「生活のこだわり」を把握して対応する必要があることが大変でした。

また、高齢で認知機能が落ちている方だと、言動が暴力的になる方もいらっしゃるため、精神的にもキツく感じることがありました。

6位.利用者のご家族やケアマネ等の人間関係に悩む

せっかく担当ヘルパーとして利用者と仲良くなれても、ご家族やチームとして働くケアマネや医療関係者との人間関係に悩むケースもあります。

20代女性
20代女性
訪問介護の辛いところは、本人と家族の板挟みになってしまうことが多々あることです。

糖尿病の本人は甘いものを食べるのをやめられない、家族はやめさせたいと思っている。

支援の時、お菓子を食べているのを見つけたらやめさせてください、と家族に言われているが、本人に言うと私の人生だから良い、と言われる。

そんなシーンがたびたびあり、その度に本当に相手のためになっている対応とはなんだろう、と悩まされます。

7位.訪問先で一人になるので責任・プレッシャーが大きい

訪問ヘルパーは基本的に一人で介護をするため、要介護度の高い利用者であるほど命を預かる責任・プレッシャーはとても大きなものになります。

訪問先でモノの破損や紛失といったトラブルや、利用者からの介護サービスに対するクレームが発生することもあり、監視する第三者がいないために身の潔白を証明することが難しいのが訪問介護のコワいところです。

20代女性
20代女性

人の自宅に入るということで、気をつけなければいけないところや、気を遣うところが多いです。

モノの配置1つにしても、動かしたら元の場所に戻さないといけなかったり、部屋が散らかっていても勝手に片付けることはできません。

利用者が認知症であれば、モノ盗られ妄想の対象となり責め立てられることもあるため、ツライです。

そういったトラブルが生じてくると仕事のやりにくさを感じます。

高齢者が中心の利用者なので、たくさんの病気を抱えているケースが多いです。

しかし、訪問を含め介護職員は医療行為ができる技術や資格を持たないため、容体が急変したときの対応は医師の判断・指示に従い迅速に動かなければなりません。

40代女性
40代女性
訪問介護の仕事は、他人様の家で介助をするので、施設とは違って一人で命を預かって世話をしないといけないプレッシャーがすごいです。

また家主に介護の仕方にまで口出しされるのが辛いというのがあります。

8位.訪問先が不衛生・臭い

高齢者が多い利用者は、身体能力の低下が原因で家の掃除ができなくなってしまうケースが多いです。

その結果、不衛生な家に入って介護をすることも多く、ストレスが溜まってしまいます。

20代男性
20代男性
とにかく困難事例の利用者さん宅ばかりを担当させられました。

もちろん、利用者さんに非があるわけではありません。

ただ、他のヘルパーより若いからということで、衛生状況が良くない環境のお宅や問題行動が多い方のお宅ばかりに行っていました。

「私も他のヘルパーさんと同じようにしてくれませんか」と責任者にちょくちょく伝えていましたが、いつも「あなたは若いし、うちでは経験がない方だから我慢して」と言われていました。

40代女性
40代女性
真夏に訪問でしたが、本人が暑くないからとクーラーをつけてくれませんでした。

掃除や換気をしたがらないため、部屋中に嫌な臭いが立ち込めている状態です。

耳が遠いため意思疎通がしにくく、スーパーで買い物した商品に難癖をつけられたこともありました。

話か長く、なかなか時間内で引き上げられないのも大変な点でした。

40代女性
40代女性
お客様の家が猫屋敷だったため、臭いがとくにヒドく床は糞尿だらけで、掃除をしようにもどこから手を付けてよいのか分かりませんでした。

すべて把握していませんが、30匹以上は飼育されていたと思います。

事業所へ戻っても猫の臭いが鼻から離れませんでした。今までで1番辛かったです。

9位.訪問ヘルパーの将来性に不安を感じた

「公的財団法人介護労働安定センター」が平成29年度に52,914人もの介護士を対象に行ったアンケート調査では、訪問ヘルパーの平均年齢は54.0歳と公表されており、60歳以上でも働く方が多数いらっしゃいます。

このデータを見れば、年齢を重ねても続けられるお仕事のように感じますが、訪問介護職としての将来性は決して明るいとは言えません。

その理由として、日本では将来的に在宅介護の規模を縮小する流れになっているからです。

利用者の希望は在宅介護!しかし…

世の中のニーズとしては、歳を取ってから施設へ入所するのではなく、住み慣れた我が家で最期を迎えたい方が多いのは確かです。

内閣府が公表した「在宅介護・施設介護の意識調査」によれば、在宅介護を希望する割合が全体の44.7%ともっとも多い結果が出ています。

しかし、昨今の少子化により、子どもを持たずに一人で暮らす独居老人は、年々増加傾向にあり、歯止めが効かない状況です。

今の日本では、子ども(家族)が親の面倒を見るのが難しいのが実態としてあります。

この先、どれだけ介護技術が発達したとしても、家族の協力失くして在宅介護の実現は難しいでしょう。

高齢になればなるほど24時間体制による医療ケアが求められるため、定期巡回をして訪問サービスをする事業所も増えてはきていますが、この超高齢化社会である日本では、継続が難しいと言えます。

40代女性
40代女性
現在、施設にて介護の仕事をしていますが、訪問介護に将来性は無いと思います。

理由として、現在多くの家庭が日中家を空けることが多かったり、独居老人も増えています。

最終的に老人は24時間何かしらの介助が必要になってくる中で、どれだけ多くの訪問介護を利用しても、24時間カバーする事は不可能に近いですが、上記の理由から、家族の協力は得にくいです。

そうすると、24時間介助が可能な施設に入れる事を家族が望むため、将来性があるのは介護施設になってくると思います。

介護職員としてのスキルが身につかない

介護施設ではなく、最初から訪問介護で働くヘルパーは、要介護度の低い利用者が多いため、仕事内容は家事手伝いばかりが中心となってしまい、身体介助のスキルが学びづらいデメリットがあります。

訪問介護は、利用者と一対一で向き合う特性からコミュニケーション能力が伸ばせるという見解もあります。

しかし、将来的に介護福祉士としてキャリアアップを希望する方は、スキルアップができないことを理由に辞めていくケースも多いのです。

30代男性
30代男性
訪問介護の給料がまったく上がらないことやスキルが身につかないため、次の仕事に生かすことができないです。

コミュニケーションスキルは身につきますが、専門的な知識を身につけることができません。

30代男性
30代男性
訪問介護は、少子高齢化が進みニーズはさらに高まっている印象がありますが、働く立場からすると厳しい面が多いのが現状です。

そもそも訪問ヘルパーという職業自体がまだ世間にちゃんと浸透していないように感じています。

訪問ヘルパーは介護者の自立を促す側面があるので、時には手を貸さずにただ見守ることもあります。家政婦のように家のお手伝いを何でもやる訳ではありません。

こうした作業範囲や考え方の面でご家族にも誤解があることが多く、モラルの無い言葉や苦情を頂くこともあり、訪問介護をするのが嫌になった時期が私自身ありました。

そういった現場の状況からやる気があっても辞めていってしまう介護士もいますし、施設勤務と比べても長続きしない職業だと思っています。

将来性はあって欲しいしあるべきだと思いますが、現場を見る限りまだ無いように感じます。

退職する前に検討すべき3つのポイント

ここまで、訪問介護を退職する理由について挙げてきました。

ただ、退職はいつでもできることで、あくまでも最終手段です。

退職するにしても、今の問題や悩みが解決できるのかどうかを一度考えてみた上で決断しましょう。

今の職場に相談をしてみる

訪問介護は仕事の問題や悩みを相談しづらい環境ですが、思い切って上司や管理者へ話を聞いてもらうことは大切です。

利用者との相性や人員によるケアの問題は、相談することで担当利用者を替えてもらえたり、要介護度の高い利用者のケアが身体的にキツイところはサポートしてもらえるなど、解決策が出てくることがあります。

相談しても改善される余地がなければ、辞めて別の訪問介護事業所で働くのも良いでしょう。

訪問介護を辞めて通所・介護施設で働く

介護業界の求人は、幸いにも売り手市場であるため、たとえ今の職場を辞めてしまっても働く場所は選ぶことができます。

訪問介護を経験してみて、在宅介護の仕事が自分に合わないと思ったら、通所や介護施設の勤務を検討しましょう。

施設なら、介護スキルを磨くことや、夜勤等による給与アップ、経験を積んで介護福祉士の資格を取得した後にサービス提供責任者として、もう一度訪問介護の道を目指すのも悪くありません。

働く時間を調整・掛け持ちで働く

収入面の問題で退職を悩んでいるのであれば、働く時間を調整することで稼げるようになります。

訪問介護の基本時間は、午前8時から午後6時までです。この時間帯以外で働くと、以下のように加算がついてより収入アップが見込めるのです。

  • 早朝加算…午前6時から午前8時まで25%増
  • 夜間加算…午後6時から午後10時まで25%増
  • 深夜加算…午後10時から翌朝午前6時まで50%増

上記の時間に勤務が難しい方は、他の訪問介護事業所との掛け持ちで働くのもおすすめです。

利用者はご家族の意向や色々なトラブルで介護サービスを中止することもありますし、入院などで留守になればお仕事を失ってしまいます。

そんなときに、掛け持ちしている事業所があれば通常よりも早く仕事が埋まる期待が持てますよね。

ほとんどの事業所ではパートや登録ヘルパーの掛け持ちは容認しているため、検討してみましょう。

訪問介護で円満退職を実現するための6ステップ

ここまで、訪問介護を辞める前に検討すべき以下3つのポイントについて解説してきました。

  • 今の職場に相談をしてみる
  • 訪問介護を辞めて通所・介護施設で働く
  • 働く時間を調整・掛け持ちで働く

残念ながら、手を尽くしても問題や悩みが解決されなければ、後は円満に退職できるよう手を尽くしましょう。

円満退職をするためにやるべきことを、順番に挙げていくと以下のようになります。

  1. 就業規則の確認をする
  2. 退職理由を決めておく
  3. 退職を切り出すタイミングを図る
  4. 直属の上司に退職の意向を伝える
  5. 引き継ぎ業務を行う
  6. 退職届を提出する

①就業規則の確認

まず、働いている訪問介護事業所は、「退職は何日前までに申し出るルール」となっているのかを確認するため、就業規則を見てみましょう。

就業規則は、入ったときに渡されているか、事業所でお願いをすれば閲覧できるようになっているはずです。

もし、「退職は退職日から1ヵ月前に申し出る」といったルールがある場合、素直に従った方が揉めずに退職しやすいでしょう。

(ただ、民法上(法律のルール)は退職日の二週間前に申し出れば辞めても違法とはなりません。)

②退職理由を決めておく

どんなお仕事でも、民法上辞めるときに雇用主へ退職理由を伝える義務は課せられません。

よって、仕事上の不満が本当の退職理由であっても、波風を立てないよう偽りの理由を伝えても問題はありません。

退職理由は、聞かれなければ答える必要もありませんが、聞かれたときにすぐ答えられるよう準備だけはしておきましょう。

③退職を切り出す時期・タイミングはいつが良い?

どうしても円満退職がしたいなら、事務所の繁忙期を避けて相談するのが良いでしょう。

しかし、担当する利用者が多く忙しい事業所の場合、退職を伝えれば引き止められることは十分考えられます。

あなたがもし、事業所と波風立てず円満に退職したいと希望するなら、向こうの引き止めに応じるしかありません。

ただ、今の介護業界は慢性的な人手不足なため、たとえ「新しいヘルパーが入るまで辞めるのは待ってくれ」などと言われた場合、何ヶ月先まで耐えることになるのか予測がつきません。

ですので、上司であるサービス責任者等と二人きりになるタイミングがあれば、まず退職の意思を伝えることが重要です。

前述した通り、2週間前に退職の意思を伝えてさえおけば、民法上辞めても違法とはならず、後で賠償請求といったトラブルになることはないからです。

④直属の上司に退職の意向を伝える

辞める決心がついたら、直属の上司と2人きりになれるチャンスを見て退職の意向を伝えましょう。

どうしても会う時間がとれない場合、電話で伝えてもOKです。

⑤引き継ぎ業務を行う

仕事を辞めるときに引継ぎをするのは、社会人としてのマナーといえます。

引き継ぎ業務をどのように行うかは職場によって様々ですが、用紙に引き継ぎ内容を記載するのがおすすめです。

訪問先の利用者に関する情報は、これまでも報告書などに書いていたと思いますが、自分だけが知っている情報がないか整理するためにも、用紙に引継ぎ内容をまとめておきましょう。

⑥退職届を提出する

通常、退職届の提出は、パートや登録ヘルパーといった非正規職員であれば提出の必要がないとは思いますが、事業所から指示があった場合のみ作成する必要があります。

正規職員であっても、いきなり自分で作成して提出する必要はありませんが、退職の意思を明確に伝えたい場合にツールとして退職届を使うのはアリです。

退職代行サービスの利用も選択肢へ

ここまで、訪問介護の円満退職について解説してきました。

しかし、退職は個人の自由であり権利を持っているハズなのに、残念ながらトラブルが発生することも多く、円満退職ができない可能性はあります。

もし、すでに退職を切り出していて事業所を揉めていたり、自分からどうしても退職を切り出せないといった悩みを持つ方は、解決できる方法が一つだけあります。

それが、退職代行サービスです。

退職代行サービスとは、その名の通りあなたい代わって事業所に退職の意向を伝えて、退職手続きを円滑に進めるためにサポートをしてくれるものです。

退職代行サービスの流れがすぐ分かる!8つのステップに分けて解説
退職代行とは?利用するときの流れと退職後の手続きまで徹底解説します退職代行を使って辞めたいけど、口コミが少ないし利用するのが怖いと悩んでいませんか?まずは、退職代行がどのようなサービスなのか、利用の流れや退職後の手続きについて知る必要があります。本記事で、さらに詳しく解説します。...

ご自身で解決できるならそれが一番良いですが、残念ながら個人が会社と対立してしまったときに、どうしても立場的には弱くなってしまうため、問題が長期化してしまうケースが多いです。

辞めたくても取り合ってくれない、話をまともに聞かないといった悪質な事業所であれば、退職代行サービスの利用をぜひ検討してください。

-当サイトおすすめの退職代行サービス-

それではここからは、当サイトおすすめの退職代行サービスについてご紹介します。

アサミ
アサミ
色々な退職代行サービスがあって、決めるのは大変よね。 退職ナビでは、実際に退職代行サービスを運営していた強みを生かしてあなたにあった退職代行サービスを紹介しているわ! ぜひ参考にしてちょうだいね。

退職代行SARABA(サラバ)
退職代行SARABA(サラバ)は、労働組合が運営する退職代行サービス。たった24,000円で会社と交渉することができる上に、実績・知名度ともに業界トップクラスと言えます。 未払い給与や、有給休暇の消化なども対応してくれます。当サイトが、自信を持ってお勧め致します。
 
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利用料金一律 24,000円(税込)
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営業時間24時間 365日
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おすすめポイント!

当サイトが自信を持っておすすめする退職代行サービス第一位は、退職代行SARABAです。

退職代行SARABAは、労働組合「さらばユニオン」により運営されているため、団体交渉権を有しています。
よって、残有給消化や退職日、残業代の請求といった会社との交渉まで依頼ができるのが特徴です。

退職代行SARABAの退職者数は約14,000人と業界トップクラスの実績があるため、当サイトでは自信をもっておすすめしています。

口コミ・評判
20代男性
20代男性
色々な退職代行サービスがある中で、安くて尚且つ有名ということもありSARABAを利用しました。
本当に出勤せずに退職可能か不安でしたが、退職後のやり取りも行なって頂き無事に書類なども受け取ることが出来ました。
うつ病になってしまうのでは無いかというほど追い込まれていたので、辞めることができたのは本当に良かったです。

詳細ページ公式サイト

退職代行オイトマ
退職代行オイトマ
退職代行オイトマは、株式会社5coreが運営する退職代行サービスです。
即日退職の対応はもちろん、無料電話相談や24時間体制の受付環境など、退職希望者へのきめ細かいサポートを得意としています。
 
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申込方法ライン・メール・電話
決済方法銀行振込・ペイパル・クレジットカード
おすすめポイント!

当サイトがおすすめする退職代行サービスランキング2位は退職代行オイトマです。

退職代行オイトマでは365日24時間営業しているため、突然「もう出勤は無理だ…」と心が折れたときにすぐ申し込みができる大きなメリットがあります。

現状、労働組合のある退職代行サービスの料金相場は25,000~30,000円ですので、「退職代行オイトマ」は安い料金で確実に退職できるサービスと言えるでしょう。

退職代行オイトマの口コミ
30代男性
30代男性
本当に助かりました。
僕自身は何もしなくてよくて指示通りに動いていただけなんでずっと遊びほうけていました。
実際に会社から自分に連絡はこなかったですし。依頼する前は、本当に何もしなくても辞めれるのか?と思っていました。
そんな都合のいい話があるんだろうか?とも思ったんですが、実際に依頼してみて自分自身はとくに何もしなかったんで、ホームページにある内容の通りでした。

詳細ページ公式サイト

退職代行ネルサポート
退職代行ネルサポート
ネルサポート」は、合同労働組合ユニオンネルサポートが運営する退職代行サービスです。交渉権を持つ組合によって対応してもらえるため、安心して利用できます。 料金は一律24,000円に設定されており、他社と比べてリーズナブルと言えるでしょう。
 
総合評価
利用料金一律:24,000円(税込)
返金保証
会社との交渉
営業時間24時間 365日
申込方法ライン・電話
決済方法銀行振込・クレジットカード
おすすめポイント!

ネルサポート」が他業者と大きく違う点は、合同労働組合ユニオンネルサポートという労働組合を発足しているところです。

「退職代行ネルサポート」なら、労働組合として活動しているため、会社との交渉をする権利があります。

ブラック企業から退職するときに何か問題が起きても、毅然とした態度でこちらの権利を主張することができるメリットがあります。

詳細ページネルサポート

アサミ
アサミ
耐えることだけが全てじゃないから、辛くてどうしようもない時は退職代行も考えてみることね。 他にも色々な退職代行業者を比較してるから、参考にしてみてね!

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-都道府県別のおすすめ退職代行サービス-

基本的に退職代行は全国対応ができるサービスなので、お住まいの地域で探す必要はありません。

しかし、中には「弁護士事務所で顔を合わせて面談したい」「どうしても住んでいる地域の業者にお願いしたい」という方もいらっしゃると思います。

地域ごとに退職代行サービスを検索したい方は、下記の47都道府県リンクをタップしてください。

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長谷川 匠
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