ここからは、2019年度に発表されたブラック企業大賞のノミネート企業を解説するわね!
2019年のブラック企業大賞を受賞した企業は こちら↓
2019年、ブラック企業大賞委員会によってブラック企業大賞の受賞およびノミネート企業が発表されました。
そこで今回は、受賞企業一覧と、ノミネートされた理由について解説していきます。
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2019年のブラック企業大賞は、2018年から引き続き、三菱電機株式会社が2度目の受賞となりました。
- ブラック企業大賞:三菱電機株式会社(メルコセミコンダクタエンジニアリング株式会社)
- WEB投票賞:楽天株式会社
- 特別賞:株式会社電通 | 株式会社セブンーイレブン・ジャパン社
- #MeToo賞:長崎市
2019年度のブラック企業大賞にノミネートされた企業一覧は、以下の通りです。
※タップすると該当箇所へジャンプします
Web投票・一般投票結果
ブラック企業大賞は、事前に集計した「Web投票」の結果と、当日イベント会場に来場した方々が投票した「一般投票」の結果をそれぞれ公表しています。
詳細はこちら▶ ブラック企業大賞とは
ここからは、「Web投票」の結果を見ていきましょう。
順位 | 企業名 | 投票数 |
---|---|---|
第1位 | 楽天 | 10,303票 |
第2位 | 三菱電機 | 7,507票 |
第3位 | セブン‐イレブン・ジャパン | 919票 |
第4位 | 長崎市 | 439票 |
第5位 | 吉本興業 | 327票 |
第6位 | 電通 | 297票 |
第7位 | KDDI | 274票 |
第8位 | トヨタ自動車 | 101票 |
第9位 | ロピア | 66票 |
ここからは、各企業がどのような経緯・理由から受賞したのか、その理由について見ていきましょう。
【三菱電機】4年間で5人の労災認定、8年で5人の過労自死
「三菱電機」は、2014~2017年の4年間で、違法な時間外労働などを理由とした5人の労災が認定されたこと、そして、その内の2人が悪質なパワハラ行為などを理由に過労自死したこと、これらの異常な労働環境を問題視したブラック企業大賞委員会は、2018年度・2019年度、2年連続でブラック企業大賞を進呈しています。
また、「三菱電機」の子会社である「メルコセミコンダクタエンジニアリング」株式会社も連名で受賞する形となっています。
また、「三菱電機」は、2012年から2020年までの自殺者が5人いるとの情報もありますが、各メディアよりまとめた結果、時系列でみると以下のようになります。
2012年 | パワハラが原因でうつ病を発症後、自殺未遂を繰り返し、自宅にて自殺(享年28歳)。 |
---|---|
? | 詳細は不明 |
2016年2月 | 当時25歳の男性社員が嫌がらせやイジメを苦に自殺。 |
2017年末 | 三菱電機の子会社に勤務する当時40代の男性社員が、長時間労働が原因で精神障害を発症後、自殺。 |
2019年8月 | 20代男性社員が「殺すからな」「自殺しろ」などとパワハラを受けて自殺。パワハラを行った30代男性は、自殺教唆の容疑で書類送検された。 |
中でも、2019年8月に起こった上司の自殺教唆に関しては、「お前が飛び降りるのにちょうどいい窓あるで、死んどいた方がいいんちゃう?」「次、同じ質問して答えられんかったら殺すからな」といった発言があったことが、亡くなった男性のメモが残されていたこと、周りの従業員が証言したこと等から発覚しました。
ブラック企業大賞は2012年から毎年開催されていますが、自殺教唆の事件が起きたのは「三菱電機」が初です。
他の自殺された件に関しても、残された遺書がパワハラの証拠となったケースが多く、常識では考えられない上司の指導が蔓延化していることから、今後も「三菱電機」の動向に注視していきたいと思います。
【楽天】会議中の暴行によりマヒが残る後遺症
通販事業で有名企業となった「楽天」が、社内会議中に起きた暴行事件により2018年度のブラック企業大賞でWEB投票賞を受賞されました。
「楽天」本社の社内会議の場で、被害者男性(※以下、Aさん)が発言した後に男性の上司が意見を言ったところ、口論に発展。
激昂した上司は、Aさんの首を掴み、座っていた椅子から持ち上げ、壁際に立たせる暴行を働いたとされています。
Aさんは、この暴行が原因で、両手足に軽いまひが残る頚椎不全損傷やうつ病と診断されました。
Aさんは、「楽天」のパワハラ相談部署に相談しましたが、話を聞き入れてもらえず、異動願いも却下されたため、退職するしかなかったようです。
Aさんは、渋谷労基署へ労災申請を行い、2017年8月に認定されました。
Aさんは、「会社として責任を認めて欲しい」と交渉したところ、「楽天」側としては「2人のケンカであり、会社は関係ない」と真っ向から対立しています。
【電通】なぜ嫌われるのか?有罪判決後も労基署からまたも是正勧告
2016年度のブラック企業大賞を受賞した「電通」が、2019年度には特別賞を受賞しています。
「電通」は、これまでも2013年の30歳の男性社員が過労死したことや、2015年には高橋まつりさんの投身自殺等により発覚した違法な長時間の時間外労働、鬼十則などと称した異常な経営方針が問題視され、2016年度のブラック企業大賞に選ばれました。
「電通」は、違法な時間外労働などの労基法違反により、2019年9月にふたたび、三田労基署から是正勧告を受けています。
【セブンイレブン】残業代が未払い?その雑な管理方法とは
見切り販売(売れ残った商品を値下げして売ること)の問題で加盟店と訴訟問題に発展した「セブンイレブン」は、2015年度のブラック企業大賞を受賞しています。
詳細はこちら▶ 【セブンイレブン】見切り販売の問題で加盟店が提訴
「セブンイレブン」は、2019年12月、同社が創業した1970年代から今までの期間に、代行して支払っていたアルバイト・パートの残業代の一部に、未払いがあったことを公表します。
「セブンイレブン」の一部の加盟店では、無欠勤で働いた場合などに支払われる精勤手当、シフトリーダーなどの責任ある職務を担った場合の職責手当が支給されます。
しかし、1970~1980年代に始めた上記の手当が長らく支払われていませんでした。
この件については、「セブンイレブン」公式サイトに謝罪文と対応についてアップされています。
2001年に労基署から残業代未払いの件で是正勧告を受けているにも関わらず、修正した給与計算式に誤りがあったため、以降も未払いの残業代が発生し続けます。
何より、2001年に労基署から是正勧告を受けていた事実を、「セブンイレブン」は長年に渡り公表しなかった、隠ぺい体質に対して全国の加盟店オーナーは怒りをあらわにしています。
また、一部の加盟店オーナーから公正取引委員会へ告発した内容の中に、「セブン本部の社員が端末を無断で操作し、おでんを発注された」として明確な独占禁止法違反があったことも明らかとなっています。
ブラック企業大賞委員会は、これらセブンイレブン本部が長年に渡り非正規労働者の賃金を搾取していたことや、加盟店との様々な問題を抱える状況から、2019年度ふたたびノミネートしたと公表しています。
【長崎市】性暴力疑惑の加害者が自殺?被害者女性が控訴へ
2007年当時、長崎市の平和行政を統括する原爆被爆対策部長だった男性から性暴力を受けたとして、女性記者(※以下、Aさん)が長崎市側に約7400万円の損害賠償と謝罪を求めています。
Aさんは、性暴力被害に遭った後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断を受けており、他社の記者や長崎市職員などに相談していました。
長崎市の田上富久市長は、事実確認のため加害者とされる男性を聴取したところ、行為があったことを認めながらも、「男女の関係であり、何が問題なのか分からない」と答えたといいます。
その後、男性が首つり自殺で亡くなってしまいます。
長崎市の内部調査は打ち切りとなり、会見の場で田上市長は混乱を招いたことに対する謝罪のみで、被害者への謝罪はありませんでした。
当時の長崎新聞や他メディアは、市幹部がAさんにも非があったかのような虚偽のうわさを市内外に広めたとの報道もあり、当時はSNSで誹謗中傷の被害もありました。
裁判では、田上市長による二次被害を防ぐための行動や指示がなされていたかどうかが争点となっています。
(本件に関しては、2021年現在も係争中)
【KDDI】従業員4613人の残業代約6億7千万円を未払い
「KDDI」は、2019年度のブラック企業大賞にノミネートされました。
2015年9月、「KDDI」入社2年目の20代社員が、自殺で亡くなっています。
労基署は、月90時間を超える残業と、上司とのトラブルや仕事の内容・仕事量の大きな変化によって強い心理的負荷があったとして、2018年5月に労災認定しています。
「KDDI」は、再発防止策として、以下の”働き方改革の実行と健康経営の推進”を打ち出しています。
2017年9月、「KDDI」は、労基署から長時間労働やサービス残業についての是正勧告を受けており、従業員4613人に対し計約6億7千万円の未払い残業代があったことが発覚しています(※2017年11月に清算)。
2019年3月29日、「KDDI」は自殺の件を世間に公表し、遺族とは「話し合いを続けている」と説明しています。
【ロピア】従業員、窃盗犯として全店に掲示され裁判に
神奈川県川崎市に本社を構える「ロピア」は、スーパーマーケットを運営する企業です。
2018年6月、「ロピア」は食肉部門で勤務する男性社員が、精肉商品6点(3,000円相当)を会計せずに自宅へ持ち帰ったことを理由に、警察に通報後、懲戒解雇処分を下しました。
さらに、「ロピア」は男性の自宅近くの店舗を含む全店舗において、窃盗を理由に解雇したと張り紙で掲示しています。
男性は、商品を持ち帰ったのは過失であると主張し、懲戒解雇の撤回を求めて横浜地裁に提訴すると、解雇の無効と解雇日から判決までの給料支払い、さらに掲示による名誉毀損の慰謝料として77万円の支払いを命じる判決を下しました。
さらに裁判が進むと、男性が役職であることを理由に残業代を支払わない「名ばかり管理職」であったことが判明したため、「ロピア」に対し、未払い残業代等を含め100万円の支払いが命じられました。
【トヨタ】「死んだ方がいい」パワハラ暴言で28歳男性が自殺
2016年10月、当時28歳の男性社員(※以下、Aさん)が社員寮の自室で自殺しました。
2015年4月に入社したAさんは、一年間の研修を経て豊田市の本社に配属勤務となりました。
本社に配属後、Aさんの直属の上司は「バカ、アホ」「こんな説明ができないなら死んだ方がいい」などと日常的なパワハラ暴言を繰り返していました。
あるときは、個室に呼び出され「録音してないだろうな。携帯電話を出せ」などと詰め寄られたこともあったようです。
Aさんは適応障害と診断され、3ヶ月間の休職期間を経て職場復帰を果たしますが、問題のパワハラ上司と同フロア内の近くの席に配置されることとなり、「死んで楽になりたい」などと周囲に漏らしていたといいます。
なお、「トヨタ」は2002年、当時30歳の男性が違法な時間外労働が原因で致死性不整脈により死亡、2010年には、パワハラによりうつ病を発症した当時40歳の男性社員が自殺をしており、いずれも労基署は労災認定しています。
話を戻します。
豊田労基署は、Aさんの自殺について、2019年9月1日付で労災認定をしました。
「トヨタ」の豊田章男社長は、労務問題の再発防止策の取組を表明し、遺族へ直接謝罪をして、2021年4月7日付で和解が成立しています。
【吉本興業】闇営業問題で「全員クビにするからな」と圧力
「吉本興業」は、2012年3月に過労死ラインを超える時間外労働をさせていたとして、新宿労基署から是正勧告を受けています。
また、2018年8月・9月には、就業規則を変更後に労基署へ届け出を出していないことや、休日出勤をした従業員へ割増賃金を正確に支払っていなかったこと等から、再度是正勧告を受けています。
2019年6月以降、「闇営業」問題により所属タレントへ支払うギャランティの配分やその他の細かい取り決めに関して契約書を交わしていない件や、渦中の芸人である宮迫博之やロンブーの田村亮に対し、岡本社長によるパワハラ発言の音声が問題視されました。
「吉本興業」の岡本社長は、闇営業問題について記者会見を開き謝罪をしたいと要求した宮迫らに対して、「やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。俺にはおまえら全員クビにする力がある」などと発言したようです。
以上、違法な労働環境や、パワハラの件を問題視したブラック企業大賞委員会は、「吉本興業」を2018年度のブラック企業大賞にノミネートしました。
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