就活生の皆さんは隠れ優良企業という言葉をご存知でしょうか?
「隠れ優良企業」とは、優良企業でありながら、世間からの認知度が低い会社を言います。
就活生の多くは優良企業は大手だけと思っています。
しかし、この「隠れ優良企業」は大手にも負けない売り上げ、福利厚生、労働条件を揃えている企業なのです。
今回はこの「隠れ優良企業」について説明していきたいと思います。
世間の認知がないだけで、大手と同じまたは、それ以上の労働条件で働ける「隠れ優良企業」も存在するわ。
今回はその「隠れ優良企業」の特徴と探し方について調べていきましょう!
隠れ優良企業の特徴
では、まず「隠れ優良企業」の特徴について見ていきましょう。
「隠れ優良企業」には以下のような特徴があります。
・離職率が低い
・経営が安定している
・年収が高い
・有給などの取得率が高い
・残業が少ない
では詳しく見ていきましょう!
離職率が低い
まず、「隠れ優良企業」の特徴として1つ目にあげるのが「離職率が低い」ということです。
単純に辞める人が少ないということは、会社に対して辞めるような不満がないということです。
厚生労働省によると、大卒の3年以内離職率31.8%になっています。
職場の環境以外の理由、たとえば家庭の環境や個人の事情で辞めてしまう場合もあるので、だいたい30%以下の離職率であればその企業は優良と言えるでしょう。
経営が安定している
「隠れ優良企業」の大きな特徴として、経営が安定していることが挙げられます。
企業が赤字続きでは、従業員に十分な給与も支払うこともできず、最悪の場合倒産という可能性も考えられます。
「隠れ優良企業」の特徴は、現状の収支が黒字である程度安定していることが条件になります。
年収が高い
年収が高い会社が全て「隠れ優良企業」とは言えませんが、「隠れ優良企業」の多くは年収が高い傾向になっています。
なぜ「隠れ優良企業」の年収は高い傾向にあるのでしょうか?
それは先述の「隠れ優良企業」は経営が安定しているからです。
また、会社で働く理由は給与という人がほとんどではないでしょうか?
年収が高いということは、こういった理由で働く多くの社員の満足度も上がるのです。
有給休暇の取得率が高い
次に有給休暇の取得率が高いことが、「隠れ優良企業」である特徴です。
有給休暇を取ることは社員に認められた当然の権利であるので、取ることは当たり前のように思えます。
しかし、ブラック企業をはじめとする多くの優良ではない会社では「有給休暇を取ることは認めない」という考えが根付いており、簡単には有給休暇が取れないようになっています。

そのため、有給休暇の取得が高い「隠れ優良企業」では有給休暇が取れるくらい余裕を持った環境、人間関係であることが伺えます。
残業が少ない
最後に残業が少ないということが挙げられます。
いくら給与が高くても、残業ばかりの職場だったらどうでしょうか?
心も身体ボロボロになり、社員の会社への満足度は上がらず、離職率も高くなってしまうでしょう。
しかし、「隠れ優良企業」で残業が他の企業と比べて少なくなっています。
残業が少ないということは時間に余裕を持った会社ということで、ブラック企業によくある過酷なノルマを課されるということもないでしょう。
俺が就活の時に「隠れ優良企業」の存在を知っていれば、ブラック企業で悩むこともなかったのに・・・。
次はその「隠れ優良企業」の探し方について見ていくわよ。
隠れ優良企業の探し方
次に「隠れ優良企業」の探し方について見ていきましょう。
- 四季報を見る
- インターンに行く
- 隠れ優良企業が多い業界から探す
- 転職エージェントを利用する
以上が「隠れ優良企業」を探す方法になっています。
では、詳しく見ていきましょう。
就職四季報を見る

就職四季報とは、東洋経済新聞社が発行している5,000社もの膨大な数の会社の情報が載っている書籍です。
会社から掲載料をもらっていないため、中立的かつ客観的に情報がまとめられています。
この就職四季報を使って、以下の4点を確認し「隠れ優良企業」について調べてみましょう。
・3年後離職率
・有給休暇年平均
・平均年収
・残業状況
先述の特徴にもあげた4点ですが、この項目を見て「隠れ優良企業」かどうか判断しましょう。
インターンに行く
次に紹介する方法は「インターンに行く」という方法です。
できれば早めの段階で企業が行なっているインターンにいきましょう。
自分が企業の内部に入って経験するというのは、どの媒体を通した情報よりもあなたにとって貴重かつ重要な情報となるでしょう。
また、インターンは全国の就活に力を入れている学生が集まる場です。
そういった人たちはインターネットにも載っていない重要な情報を持っている可能性が高いです。
そういった人たちと交流を持ち、企業のことについて情報交換するようにしましょう。
もしかすると、どこにも載っていない「隠れ優良企業」を見つけることができるかもしれません。
隠れ優良企業が多い業界から探す
「隠れ優良企業」が多い業界というのが存在します。
それは、BtoB企業の多い業界です。
BtoBとは、Business to Businessの略で主に企業を相手に商取引を行う会社です。
たとえば、電子部品メーカーや機械メーカー、化学メーカーといった業界はBtoBです。
こういった業界のBtoB企業は消費者を相手に取引していないので優良企業だったとしても世間の認知は低く「隠れ優良企業」となるのです。
転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、転職を希望する方に最適な求人を紹介してくれるサービスになっています。
登録すると一人ひとりに担当がつき、転職に関する様々な相談に乗ってくれます。
では、なぜ隠れ優良企業を探すのに転職エージェントを利用すべきなのでしょうか?
それは転職エージェントが非公開求人を多数保有しているからです。
非公開求人とは、一般には公開されていない求人情報のことです。
非公開求人の多くは優良求人と言われています。
ではなぜ優良な求人を転職エージェントが非公開で募集するのでしょう?
理由は以下の2点にあります。
- 応募が殺到するのを防ぎたい
- 他社に人材を募集していることを知られたくない
では簡単に見ていきましょう!
応募を殺到するのを防ぎたい
知名度の高い企業や優良企業などが公開求人を掲載すると、応募が殺到し、採用担当者の負担が大きくなってしまいます。
こういった事態を防ぐために、優良企業であればあるほど非公開求人を利用することが多くなっています。
他社に人材を募集していることを知られたくない
人材募集していることを他社に知られたくない場合にも、非公開求人が利用されます。
新サービス開発、極秘プロジェクトのための人材募集や幹部候補クラスの求人は基本的に他社に知られたくない情報です。
こういった情報を他社に漏れないようにするためにも非公開求人が利用されます。
以上の2点が、優良企業が非公開で募集をする理由です。
非公開求人の中に隠れ優良企業が多数存在しているのも事実です。
転職エージェントについてもっと詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
転職エージェントは登録無料で優良企業の求人を紹介してくれます。
登録するだけで、応募しなくても問題ないので隠れ優良企業の求人を探してみてはいかがでしょうか?
https://taishoku-navi.com/tn00176
私にも簡単に探せそう!
隠れ優良企業一覧
以上の方法で当サイトが探した「隠れ優良企業」についてまとめましたので、ご覧ください。
・Japan Taxi(IT企業)
・エーワン精密(機械メーカー)
・SMC(機械メーカー)
・ディスコ(機械メーカー)
・日本パーカライジング(化学メーカー)
・ヒロセ電機(電機メーカー)
・日本発条(自動車部品メーカー)
・ナカニシ(機械メーカー)
・伊那食品工業(食品メーカー)
・キャンコム(機械メーカー)
以上の10件が当サイトが「隠れ優良企業」の探し方で調べた企業の一部となっています。
やはり、先述のBtoBのメーカーが多くなっています。
以上は「隠れ優良企業」のほんの一部ですので、皆さんも以上の方法を使って探してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「隠れ優良企業」について理解していただけたでしょう?
みなさんがより良い会社に就職できることを願っています。